『子供に見せたくないアニメランキング』ベスト3の常連である。
ネットで「子供に見せたくないアニメ」と打ち込み、検索をかけてみると…
もれなく『クレヨンしんちゃん』は各サイトでベスト3には入っていますね。
- しんちゃんがパンツをおろしたり言葉が達者だったりするため、子供がマネをしないか心配
- しんちゃんや父親のヒロシが、女の人好きすぎてエッチな表現がある(特にアニメ初期)
私はこの2つが大きな要因ではないかと考えます。しかし、細かく言えばもっとたくさん思い当たる場面はあります…。
我が家は…クレしん大好き!!
私と旦那は、子供時代に『クレヨンしんちゃん』をシッカリ見て育っています。しんちゃんを好意的に受け止め、笑って、時々感動して、何年も楽しませてもらいました。
そして、親に見ることを止められませんでした。むしろ親も一緒に見ていたような…。「見せる or 見せない」の議論は、ここ数年で大きくなったような気がします。現代のコンプライアンスは相当厳しいですしね。
私たち夫婦がこんな感じなので、我が家の子供たちはしんちゃんをガンガン見ています。
長男くんはトーマスを卒業した4歳頃くらいから。第二子である長女ちゃんは2歳頃からですね。
私は二人姉妹で子供の頃は乗り物系にハマらなかったので、大人になってから初めて見ました。
とっても良いですよね!
子供たちもテレビを点けてしんちゃんを映せば、ずっとエンドレスさせてくれと言ってくるくらい、しんちゃんを愛しているようです。
確かに、しんちゃんは下品でエッチな場面があります。クレしん大好きな私ですら、これは否定できない事実です。
でも…思わず声に出して笑っちゃうくらい面白いアニメでもあります。
そして下品で「おぉ…」と引いてしまうような場面を上回るくらいの、感動的な話もあるのです。
それはそれでいいと思います!
各家庭で出した結論を否定しません。
クレしん漬けの子供時代を送った私。
アニメ『クレヨンしんちゃん』が始まった時、私はしんちゃんと同い年(5歳)でした。最近になってこのことを知ったのですが、なんだか運命を感じます(笑)。
もし、しんちゃんが私たちと一緒に成長していたとしたら、今年で三十…ごにょごにょ歳ということになりますね。
一体どんな大人になっているのでしょう…?
映画『クレヨンしんちゃん超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』では、25歳のしんちゃんが登場します。
他にも、未来の春日部隊のメンバーやしんちゃんの家族も出てくるので、気になる方は観てみてください★
私には姉がいて、二人姉妹です。
幼少期は姉と一緒に毎週クレしんを見て楽しんでいました。映画が地上波放送された時には必ずビデオ録画して、それを何度も繰り返し見ていました。
映画版第1弾(『アクション仮面VSハイグレ魔王』)~第4弾(『ヘンダーランドの大冒険』)までは、未だにストーリーを全て把握しています。
しかし、子供時代から大人の階段を上ることによってクレしんへの興味が薄れ、見なくなった時期がありました。この時期は自分の子供と一緒にクレしんを見るようになるまで続きます。
私は幼少期からいつまでクレしんを見ていたのでしょうか?
クレしんの歴代映画のリストを確認すると、第8弾『嵐を呼ぶジャングル』までは見ていました。クレしん映画の中でも名作だと名高い第9弾『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』、第10弾『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』は大人になってから知りました。
大体14歳くらいで一旦クレしんを卒業していたようです。
どうして見なくなってしまったのだろう。
中学校に進学し、運動部に入ってから多忙すぎたのだと思います。
そして驚くべきことに…当時小学生だった姉と私は、クレしんの漫画もいくつか購入していました。
どんだけ好きなんだよ…そしてクレしんの漫画は青年誌です。アニメよりも攻めた内容で、明らかに小学生を対象とはしていないでしょう。
そして私たちの親も買うことを止めませんでした。(無頓着ww)
いや…これは止めた方がいいかもしれない。私が親の立場だったら「せめて中学生までは待って。」と止める。
しかし不思議なことに、漫画の攻めた表現についてはあまり覚えていないのです。そういう場面は深掘りせず、スルーして読んでいたみたいですね。
アニメによる悪影響はあったのか?
私も姉も、かーーーなり真面目な性格だと思います。そしてルールを破ることは「恐ろしくてとてもできない。」と謎に怯えながら生活しています。
幼少期はおとなしくてシャイだったので、同級生からは「あまり印象に残らない子」と思われているかもしれないです。
しんちゃんの行動面のマネはしませんでしたね。
言動面はあまり記憶にないですが、ちょっとならマネしていたかも??でも、親にはそういうことを注意された記憶がないので、気になるほどではなかったのだと思います。
しんちゃんが男の子だったからマネしづらかったというのもあるかもしれません。私たちは姉妹で、しんちゃんは兄妹の構成ですし。
自分の幼少期の経験から、「クレしんを見せたら子供に悪影響がある」とはとても思えませんでした。
クレしん好きな子供たちへの影響は…?
長男くんはしんちゃんの影響を受けまくり!
私のことを「みさえ~!」みたいなノリで呼び捨てにしたり、何度かお尻を出したこともあります。
そんな長男くんを見て、長女ちゃんも一緒になって大盛り上がり。下品と感じる行動はとらないものの、兄がふざける様子を見てギャハハと笑い転げています。
そして、3歳前から「ねねちゃんして~。」と言ってくるようになりました。これは春日部防衛隊の紅一点、ねねちゃんのように髪の毛を二つ結びにしてくれという意味です。
このように書くと、長男くんに対しては悪影響があったのでは!?と思われるかもしれませんが、私はそのように捉えてはいません。
言葉遣いが悪かったりお尻を出したりした時は、「それはマネしちゃいけないことなんだよ!あれはしんちゃんだけ!」と根気強く伝えます。
また「大人になっても外でお尻を出していたら、警察に捕まるんだよ!」とも言います。事実ですもんね。
何度も言ってきたので最近はお尻を出すことはなくなりましたが、言動面は相変わらず達者。(クレしんの影響だけではなさそうだけど。)
「そういう言い方を続けてたら、一緒にしんちゃん見れなくなっちゃうよ。お母さんも見たいのに悲しいわぁ~。」と言っています。
家では少しくらいの気晴らしはいいけれど、癖になって外でもやっちゃうと困りますからね。
恥ずかしい話ですが、逆に長男くんから言葉遣いを注意される時もあるのです…。
旦那が子供たちに「お前ちゃんとしろよ!」みたいな言い方をする時があって。それがうつって私も子供たちとふざけ合ってる時に、「お前なぁ~!」と言ってしまっていました。それを今度は長男くんがマネをして「お前」と言い出してしまい…。負の連鎖ですよね。
今では長男くんが「あっ!お前って言った!ダメなんやで!!」と私たちに声掛けしてくれます…。親といえどもただの人間。間違えることもあります。
ようは、親子間でコミュニケーションがしっかりとれていれば、クレしんも問題なく見れると私は思っています。
自分が好きなものを子供たちと共有することができる。語り合うことができる。これってすごく素敵なことですよね。
私は若かりし頃から「もし自分に子供が生まれたら、クレしんを一緒に見て、たくさん笑いたいな。」と思っていました。自分と同じようにしんちゃんを愛し、楽しんでくれている子供たちを見ると、幸せを感じますね。
クレしんのここがスゴイ!ここが好き!
『クレヨンしんちゃん』では、私たちの生きる世界とほとんど変わらない日常が描かれていますね。
しんちゃんの家族、幼稚園の友達、先生、ご近所さん…。もちろん漫画とアニメなので変わった登場人物は多いですが、とても親しみを持ちやすい世界だと思います。
どこにでもありそうな日常。その中で主人公のしんちゃんが、他の登場人物を振り回しながら物語を展開していく。しんちゃんは予測不可能なことを、次から次へとやってしまう。
これがとてつもなく面白い。そしてたまに描かれる家族愛や友情。見ている私は笑ったり泣いたりで、とても忙しい。
私は子供の頃、漫画家になりたいと思っていました。行き当たりばったりの拙いストーリーを、未熟な絵で表現していました。時とともに現実が見えて諦めてしまった夢。だからこそ漫画を生業をしている人を尊敬しています。
映画のクレしんはありふれた日常から飛び出て、地球をピンチに陥れる強敵と出会います。そしてしんちゃんや家族、友達はまるでスーパーマンのような力を発揮し、地球を救う…。
このように映画版では、週ごとのアニメから振り切った描き方をしたのがすごい!と思うのです。私の貧相な想像力からは、とても生み出すことのできないストーリー展開。破天荒で、無限の可能性を秘めたしんちゃんだからこそ、このストーリーを当てはめることができたのだと思います。
クレしん映画のスタンダードともいえる、第1弾『アクション仮面VSハイグレ魔王』をつくった人は天才だ!と私は思うのですが、この映画は原作者の臼井儀人先生が最も係わった作品であり、優秀なアニメーターの方々とともにつくり上げたもの。
良い作品を出してくださってありがとうございます。
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まとめ
『子供に見せたくないアニメランキング』の常連である、『クレヨンしんちゃん』について語りました。
私は子供時代にクレしん漬けといってもいいくらいしんちゃんを見て育ちましたが、悪影響を受けたとは思いません。そのため自分の子供と一緒にクレしんを見て楽しんでいます。
うちの子供、特に長男くんはしんちゃんの言動や行動をマネしています。言葉遣いが悪かったりお尻を出したりはやめてほしいので、根気強く注意してやめてもらっています。
親子間でしっかりコミュニケーションがとれていれば、クレしんは子供に見せても問題ないと私は思っています。
ただ、クレしんを子供に見せたくないと思っている、もしくは見せないと決めている親の考えを私は否定しません。各家庭で判断すべきことですし、それぞれが出した答えを尊重したいと思うからです。