【グランドハイエース】憧れのキャンピングカーを購入!

キャンピングカーに熱視線を送った日

家族でなんとなくTVを点けて観ていたら、『近年大流行のキャンピングカー特集!』というような番組が始まり、皆釘付けになりました。

軽自動車のキャンピングカーからリムジンバスの大型キャンピングカーまで、様々な目的に応じた車が映ります。

元々、キャンプ人気の高まりによってキャンピングカー需要は右肩上がりになっていましたが、新型コロナウィルス(COVID-19)が入ってきたことでさらに購入者が増加したそうです。

実際に、最近は車で外出した際キャンピングカーと遭遇する確率が上がっていると感じます。

もし、キャンピングカーを持っていたら…毎日のように場所を変えてリモートワークしたり、人混みを避けて旅行したり。コロナ禍であっても行動範囲を大きく広げることができる。

FuFu
いいなぁ…欲しいなぁ…。

私と旦那は心からそう思いました。そして同時に「まぁ、無理だろうな。」とも。

キャンピングカーをレンタルするならまだしも、保有するなんて…贅沢品だし、お金持ちのみが持つ技だ。

こんな風に思っていたからです。

また私たちには、キャンピングカーを求める別の、大きな理由がありました。

長男くんが3歳後半で慢性疾患を発症。この病気は一般的に、コロナに感染した場合の重症化リスクが高いと認識されています。

しかし私たちは、マスク着用・うがい・手洗いは意識して生活していましたが、長男くんの病気を理由として外出を避けたりなどはしていませんでした。なるべく人混みを避けて広い公園や海岸で遊んだり、山登りをしたりしていました。

長男くんは4歳になり、長女ちゃんは2歳。まだまだこれから。

コロナで多少行動を制限されたとしても、行ける範囲で、たくさんの刺激を受けて生活して欲しい。いろんな経験をして楽しんで生きてほしい。そう願いながら生活しています。

キャンピングカーがあれば、これをもっとたくさん実現できるよね!?

FuFu
まずはレンタルをして使用感を確かめてみるのはどうだろう?

一番近くのキャンピングカーをレンタルできる店舗を検索しました。そしてレンタル開始日・終了日を入力し、見積もりを取ってみます。

トイレ・シャワー付き、就寝人数4人~5人のキャンピングがーを土曜日にレンタル開始(朝一)、日曜日(夕方)に返却。この設定だとレンタル料が一番高くなってしまいそうだけれど、あくまで目安として入力してみました。

1泊4万円也。チャリン。さらに、返却時はガソリンを満タンにしておく必要があります。

ひぇ~高いのねぇ。

ホテル泊だと子供料金はそこまで高くないだろうし、ホテルの方がお安く済むかも…。

FuFu
でもレンタカーを使って非日常を味わえると思えば、ホテル以上の価値があるかもしれませんね。
これは捉え方次第!

私たちはキャンピングカーを持てるのか?

キャンピングカーのレンタル価格が意外と高額であることを知った私たちは、もし購入するとしたら…を考えてみました。

具体的には下記の内容です。

  • 車種(キャブコン or バンコン)
  • 購入上限金額
  • 車検等のメンテナンス費用

キャブコンよりもバンコン派

キャンピングカーは大きく分けると、キャブコンバンコンの2種類があります。

キャブコン「キャンピングカーといえば、まさにこれ!!」というような車種です。

キャブコンとはキャブコンバージョンの略で、トラックの荷台に住居を乗せたものといえます。キャンピングカーといえばこの形を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。トラックベース以外にもハイエースベースのキャンピングカーもあります。レイアウトを自由にカスタムでき、住みやすい空間に仕上げることができるのがキャブコンタイプの特徴です。

出典:キャンピングカーのレンタルならジャパンキャンピングカーレンタルセンター

キャブコン外観

トヨタハイエースベースのキャブコン外観

出典:https://japan-crc.com/tokyo/detail?car_id=55

キャブコン車内

トヨタハイエースベースのキャブコン内装(座席・机)

出典:https://japan-crc.com/tokyo/detail?car_id=55

トヨタハイエースベースのキャブコン内装(2階ベッド)

出典:https://japan-crc.com/tokyo/detail?car_id=55

FuFu
『移動するホテルルーム』のよう!

そしてバンコン!

結果的に私たちが購入したのは、バンコンです。

バンコンとは、バンコンバージョンの略で、ボディの外側にはあまり手をかけずに、車内を改造したキャンピングカーです。普通車のように運転することができ、必要な時にキャンピングカーとして使うことができるので日本では一番人気のキャンピングカーとなっています。

出典:キャンピングカーのレンタルならジャパンキャンピングカーレンタルセンター

バンコン外観

トヨタハイエースベースのバンコン外観

出典:https://japan-crc.com/tokyo/detail?car_id=95

バンコン車内

トヨタハイエースベースのバンコン内装(座席・机)

出典:https://japan-crc.com/tokyo/detail?car_id=95

トヨタハイエースベースのバンコン内装(ベッド展開)

出典:https://japan-crc.com/tokyo/detail?car_id=95

車内が広くて快適に過ごせるのはキャブコンの方だと思いますが、私たちは下記の理由からバンコンを選択しました。

  • キャブコンは普通免許で運転できるけれど、制限速度にとてつもなく気を遣う(YouTubeで事故を起こした動画を観た)。
  • バンコンでも車高が低いものを選べば、その1台のみでストレスなく生活できる(立体駐車場にも入れる!)。
  • 我が家はウィンタースポーツをするので、狭い雪道も走れる車種でないとダメだった。

キャンピングカーの車検代について調べると、「普通の車とあまり変わらない」とのこと。よしっ!

購入金額は…そりゃ抑えられたら抑えられるほどいいけれど…

まずは見に行かないことには始まらない!

また、この時はすでに保有している5人乗りの普通車を売却し、バンコン1台のみで生活したいと思っていました。

FuFu
でも、結局2台持ちになっていますww
(理由は後述します。)

西日本最大級の中古キャンピングカー販売店へ!

山の上へ上へと車を走らせ、中古キャンピングカーの販売店(A販売店とします。)へ行ってきました!

広い敷地にキャンピングカーがずら~っと並んでいて、その景色を見るだけでワクワクしましたね。

まずは事務所に行って観覧の申し出を行いました。

事務所内にはキッズスペースも完備されていたので、子供たちはキャンピングカーよりもそっちに夢中になってしまいました。観覧中も、事務所に戻りたがって大変でした…。

外で自分たちの購入条件に合うバンコンを探し、目星を付けていきます。いくつか絞ったところで事務所に戻り、スタッフの方に車内を見せてもらいました。

うちは旦那がウィンタースポーツ大好き人間なので、バンコンの中でも四駆(4WD)タイヤであることが必須条件でした。

しかし、4WDのバンコンは数が少ない!

外観やお値段から「これ良い!」と思っても、「二駆(2WD)タイヤだわ…。」がほとんど。スタッフの方も4WDは人気で、すぐ売れてしまうと言っていました。

この日は4台ほど車内を見せてもらってから、帰宅。

観覧して、自分たちの理想と条件が明確になった

FuFu
私たちはハイエースのバンコンが欲しい!!
ハイエースは種類により幅・長さ・高さが異なります。
私たちはこの時、ハイエースバンコン1台のみで生活したいと思っていたので、
  • 四駆(4WD)タイヤ
  • 街乗り快適&立体駐車場も利用できるように、標準ルーフ(全高:198cm)
  • 親戚が同乗できるように、乗車定員8人以上10人以下(*普通免許で運転できる乗車定員が10人以下のため)
  • 大人2人+子供2人が車中泊できる大きさ(ハイエースであればほぼ大丈夫)
  • FFヒーター(エンジンを止めた時の暖房)があれば最高
  • 机と、手洗いができる水栓・流し台が欲しい
  • 走行距離12万キロ以下
  • 子供が突然「トイレ行きたい!」となった時に対応できるよう、マルチルームが付いていれば、もう最高(おまけ)

これらの条件を持って中古市場を巡っていました。今思えばわがまま&無謀すぎるww

最後のマルチルームには簡易トイレを置きたいと思っていました。マルチルームがなければカーテンで仕切ればいいかなぁと。

調べてびっくりしたのが、ハイエースの寿命はとても長く、10万キロどころか20万キロ、30万キロでもまだまだ走れるということ!

ただ走行距離の長い車は修理等で車検代が高くなりがちなので、30万キロを超えたあたりで乗り換える方が多いようです。

二度目の観覧。しかし高すぎる!

A販売店に二度目の観覧へ。子供たちは再びキッズルームに大はしゃぎ。

自分たちの購入条件に当てはまりそうな、ハイエースバンコンの車内を2台見せてもらいました。

FuFu
ハイエースバンコンはA販売店でも断トツ人気らしく、4WDのものは数台しか残っていませんでした…。

1台目は北海道からはるばるやって来たハイエースさん。雪深い地域ならでは、底面と後方が錆びサビ。走行距離は10万キロオーバー。これでお値段200万円後半。

まず、錆がひどい時点で購入対象にならず。次に期待!

2台目のハイエースさん。底面は若干錆びていましたが、1台目よりはマシ。車内は使い込まれた様子ですが、中古だし許容範囲かなと。こちらも走行距離10万キロオーバー。お値段300万円越え。

正直言うと、2台とも状態はあまり良くなかったです。でもこのお値段。

FuFu
高ぁ~い!
私の感覚がおかしいのかしら??

またA販売店では、車に掲げられている販売価格に、整備費用や事務手数料等が10万円~20万円加算されるそう。

300万円の車は320万円ほどするのかぁ。庶民にはその10万円ごとの負担が大きすぎるのだよ。

夢、崩れたり…。

なんだか寂しい気持ちを抱えて、二度目の観覧を終えたのでした。

しかしA販売店では、キャンピングカーがところどころ歯抜け状態で展示されていたので、「コンスタンスに売れているのだなぁ。」という印象を受けました。

スタッフの方もガツガツせず営業トークもそこそこに去っていく感じ。私たちが買いそうにない雰囲気だったのかな(笑)。

でも気軽に観覧できるのは有難かったですね。

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突然の運命の出会い!ネットで見つけたグランドハイエース

自分たちの理想と条件に当てはまるハイエースバンコン(中古)は、観覧を実施したA販売店において、300万円前後することが分かりました。

そもそもA販売店では、4WDのバンコンが品薄で選択肢がほとんどなく。

YouTubeでは数十万円で買ったキャンピングカーを素敵にDIYして乗りこなしている人もいたので、ボロボロの車を買って改造してしまおうかとか、いっそローンを組んで新車のハイエースをカスタムしてしまおうかとか、いろんな可能性を私と旦那は模索しました。

休日は子供相手に多忙な私たち。DIYのための時間を確保するのは難しく、出来上がるまでに何年かかる??状態。

新車でカスタムした場合は、正確な見積もりを取っていませんが400万円以上はするでしょう。ローン必至。しかしこれから何年も乗ることを考えたら、ローンを組む価値はありそうとも思えました。

ハイエースをカスタムできる店舗に見積もり依頼のメールを出すも、数週間返事なくww

この時期から、私は半ば諦めてしまいました。急いで購入するアイテムではないですしね…。

でも、旦那は違いました。キャンピングカーについて検索し条件を詰め、研究していたのはすべて旦那。もう頭の中がキャンピングカーに支配されていたのです。

なにがなんでも欲しい。傍にいた私は、旦那からそんな気概を感じました。

私が諦めた後も、旦那はネットで理想のキャンピングカーを検索し続けました。旦那ははじめ条件に挙げていた『ハイエースバンコンの標準ルーフ』を外し、車高が高いタイプも候補に加えました。

標準ルーフのハイエースバンコンは人気で品薄だからです。そりゃそうだよねぇ。街乗りが快適なキャンピングカーなんて最強ですもん。うちもはじめはこれを狙っていましたから。

標準ルーフを条件から外すと、新たなハイエースバンコンがいくつか検索に引っかかりました。

その中にあったのが、2004年式グランドハイエースです。後に私たちの相棒となるキャンピングカーとの出会いでした。

2004年式グランドハイエース(特装車)外観正面

2004年式グランドハイエース(特装車)外観側面

今年1泊2日でスキー旅行した時に撮影したものです。

もちろん車中泊しています。なかなかの豪雪ですが暖かい日だったので、食事は外でキャンプしてとりました。

グランドハイエース(GRAND HIACE)は、トヨタ自動車が生産・販売していた3ナンバーサイズのステーションワゴン型ミニバンである。

出典:Wikipedia

2002年(平成14年)
・3月末 - 姉妹車種のツーリングハイエース、およびグランビア、レジアスと共に生産終了。以降、在庫分のみの販売となる。
・5月21日 - 姉妹車種のグランビアと共に販売終了。ただし、キャンパー特装車ロングボディモデルは2005年(平成17年)まで生産・販売されていた。

出典:Wikipedia

こうして見ると、生産終了寸前に購入されたハイエースだったのですね。

グランドハイエース(特装車)のスペック

グレード キャンパー仕様
年式 2004年(平成16年)式
走行距離 約9万キロ
修復歴 なし
乗車定員 9人
就寝人数 大人3人

走行距離10万キロ以内きたーーーーー!!

自分たちが掲げていた、当初の条件にどれくらい当てはまっているかというと…

  • 四駆(4WD)タイヤ⇒○
  • 街乗り快適&立体駐車場も利用できるように、標準ルーフ(全高:198cm)⇒✕
  • 親戚が同乗できるように、乗車定員7人以上10人以下(*普通免許で運転できる乗車定員が10人以下のため)⇒○
  • 大人2人+子供2人が車中泊できる大きさ(ハイエースであればほぼ大丈夫)⇒○
  • FFヒーター(エンジンを止めた時の暖房)があれば最高⇒✕
  • 机と、手洗いができる水栓・流し台が欲しい⇒○
  • 走行距離12万キロ以下⇒○
  • 子供が突然「トイレ行きたい!」となった時に対応できるよう、マルチルームが付いていれば、もう最高(おまけ)⇒○

一番実現が困難と思われたマルチルームが付いている!!!嬉しい驚き!!

グランドハイエース(特装車)に設置されたマルチルーム

FuFu
納車後に撮影したものです。
バックドアの手前に小さな個室(マルチルーム)が付いています。

FFヒーターは確かにあれば便利なのですが、ないならないで小型の暖房器具を外から持ち込めば済む話。

ただ、標準ルーフだけは代用がききません。

グランドハイエース(特装車)/4WDの全高は223cm。多くの立体駐車場に入ることができないでしょう。

また子供たちの幼稚園のお迎えや買い物等、小回りの利く動きがどこまでできるか…。そもそも、私の運転技術では不安が大きすぎる。

このグランドハイエースを買うなら、今持ってる5人乗り普通車は手放せない。2台持ちが決定します。

でも私たちがこの車を推す一番の理由は、お値段なのです。

130万円也。

安い。お得感てんこ盛り。

実際、このハイエースを保有している販売店(B販売店とします。)に行って分かったことなのですが、事務手数料等を含めた総額もネット上と変わらず、130万円。庶民に寄り添ってくれる姿勢をガツンガツン感じましたね。

ネット上の写真を見ると、外観・車内ともにとてもキレイでした。気になっていた底面にも錆びはなし。年式は古い方だけれど、それでこれだけの状態をキープできているのがすごい。

さらにB販売店のYouTubeチャンネルにもこの車が配信されていたので、観ました。全体的にやはりキレイ。ただ後方のバンパーにぶつけたような箇所があり、タッチアップされているけれど目立っていました。

2004年式グランドハイエース(特装車)の後方バンパーの塗装剥がれ

納車された後、自宅で車内の掃除中に撮影したものです。

バンパーを修理または交換するとしても、購入価格が抑えられる分、気になれば実施しようかなと。

FuFu
実際に近くの車屋さんで交換+塗装をしてもらいましたが、5万円ほどで済みました。

少し前まで、「いっそ新車でローン組んで買ってしまおうか!」ぐらいの購入意欲を持っていた私たち。

FuFu
新車を買うよりは2台持ちの方が安く済みそうだし、ローンよりはリスクが少ないよね。

元々私たちは、車の購入に関してはアンチローン派なのです。

住宅ローンに比べて圧倒的に金利が高額。ローン返済中は車を売却したくてもできない、高リスク。

これらの理由から(個人的な考えですが)、基本的に『現金で買えない車は自分たちの身の丈に合っていない車』と認識しています。しかしキャンピングカーには、このマイルールを崩してしまいたくなるほどの魅力がありました(笑)。危ない危ない…。

今回の場合は、貯金額が減るのは痛いですが…なんとか現金で賄える範囲の買い物。

B販売店に見に行って、大きな問題がなければ買おう!

決断しました。

狙ったハイエースをゲットしよう作戦

紆余曲折あって、やっと「購入したい!」と思えるキャンピングカー(グランドハイエース)に出会いました。こちらを保有しているB販売店は、高速を使えば半日で往復できる場所にあります。近くはないけどすぐに行ける距離で幸いでした。

早速、B販売店に訪問予約をしようとするも、お盆休み中で電話繋がらず。休み明けの朝イチに再挑戦することにしました。

お盆休み中は、もう売れていたらどうしよう。すでに休み明けの訪問予約がいくつか入っていて、もし先に買われてしまったら…。こんな心配をしてハラハラでしたね。

ネット上にお目当てのハイエースは存在していたし、『売約済』の表示は見当たらなかったけれど…。これを逃したらもう後がない!という気持ちでした。

休み明けはちょうど子供たちがじぃじとばぁばの家に行く日だったので、子供たちを2人に預けた後、B販売店が開店するまで今か今かと待ちました。

午前10時。営業時間きっかりに、握りしめていた携帯のボタンを連打します。電話はすぐに繋がりました。

グランドハイエースはまだお店にあるとのこと!良かった。

「今から家を出て、そちらに向かいます!」と鼻息荒く訪問予約をした私。もし購入を希望する場合には、印鑑と手付金1万円が必要とのこと。承知しました!!

この日はなかなかの豪雨。今思えば初めての道程でよく高速乗ったなと思います。ハイテンションでアドレナリン分泌が半端なかったです。

平日の高速はトラックとの遭遇率高し。一応トラックに前後で挟まれないよう車線変更しながら、安全運転で進みました。

無事、昼頃にB販売店到着。悪天候と高速が少し混んでいたために、予想よりも時間がかかりました。

B販売店では、3名の男性スタッフが対応してくれました。長年ディーラーで車の営業・整備をされていた方々が独立、開業した中古車販売店です。

スタッフの方々がフレンドリーで質問や問い合わせがしやすく、訪問から納品までとても親切にしてもらいました。

私が訪問した店舗には、すでにお目当てのグランドハイエースが駐車されていました。まずは外観を見ながら説明を受けます。いくつか小さな傷がありましたが、良い感じにタッチアップされていたので、目立ちません。

また上の方に写真付きで記載しましたが、後方の角にぶつけたような跡があり、バンパーの塗装が剥がれてしまっています。こちらは近所の修理屋さんで直してもらうことにしました。

そして車内も見せてもらいます。想像していたよりも、綺麗!窓際に小さなシミはありましたが、中古ですし許容範囲です。掃除で除去できるか試そう。

グランドハイエース(特装車)の運転席

FuFu
運転席です。特にダメージは見当たりません。
カーナビは付いていますが情報が古いので、携帯のGoogleマップを使用しています。
DVDを再生できるのは嬉しかったです。

はじめ車内に入った時は後部座席にテーブルが配置され、対面で座れるようになっていました。スタッフの方にお願いして、ベッドバージョンにも展開してもらいました。展開方法は私では覚えきれそうにないので、主に旦那に覚えてもらおうと…(笑)。

また旦那からは、車内を見る時に臭いがキツくないか虫がいないかを特に気にしてくれとお願いされていましたが、問題はなかったです。

スタッフの方に確認すると、灰皿が使用された形跡はあるので禁煙車ではないが、臭いはしないとのことでした。確かに気にならないレベルだったので、前オーナーはヘビースモーカーではなかったようです。

このグランドハイエースはワンオーナー(重要!)。年式は古いですが屋根付きの駐車場にとめられていたおかげで日焼けもなく、比較的綺麗な状態だそうです。

先日私たちが観覧を実施したA販売店だと、200万円以上で売られていそうな車です。これが130万円とは!

FuFu
どうして早期に買われなかったのだろう…?

疑問に思いますよね(笑)。

それは、B販売店がキャンピングカーを取り扱うのが初めてで、明確な商品説明が難しかったからではないか…とのこと。

キャンピングカーは1台1台カスタム内容が異なります。全ての情報を網羅することはオーナー自身も難しかったのかもしれません。このグランドハイエースの水栓と流し台は「一度も使わなかったのでは…?」と思えるほどピカピカでしたから。

キャンピングカーの外には外部電源を取り込むためのコンセントが存在しますが、この車のコンセントの動作確認はしていないとのことでした。(エンジンや車内のエアコン、照明等の動作確認はされています。)

あくまで現物渡しであるためにお安く設定されているのですね。

ちょうど旦那がお昼休みの時間帯だったので、これらの情報を伝え、購入するかどうかの確認を取りました。

旦那のGO!!サインが出て、実際に車を見た私もOKだろうと思っていたので手付金の1万円を支払い、購入のための手続きを行ったのでした。

納車までに自分たちの宿題(振込や車庫証明の取得)はありますが、とりあえず大仕事を終えてスッキリした私。

帰りは雨が上がっていたので安心して運転することができました。子供たちの帰宅時間にも間に合って良かった。

かなり遅くなったお昼ご飯として、途中マクドナルドに寄ってハンバーガーとポテトをガツガツ食べたことは、家族には内緒(笑)。

納車までに自分たちが行うこと

  • 納車日までに残りの購入金額を振り込む
  • 警察署で車庫証明の申請・取得

車庫証明の取得については販売店が代行してくれることが多いようなのですが、その場合は事務手数料が高い傾向にあるようです。

B販売店では、基本的に購入者自身が車庫証明の申請・取得を行うシステムのようでした。少数精鋭で運営されている会社だからこそ、品質の高い中古車が全体的に安価で販売されているように思います。

しかし車庫証明を取得するためには、管轄の警察署に二回行かなくてはなりません。書類の手続きは平日の決められた時間内にしか行われていないため、多忙な方は対応できない可能性があります。その場合は販売店に手数料を支払い、代行してもらった方が良いですね。

車庫証明を申請してから取得可能になるまでの日数は警察署により異なりますが、私の場合は5日間ほどで完了されました。費用は申請・交付手数料として2700円(都道府県による)を支払いました。

車庫証明と必要書類をB販売店に送付し、あとは納車を待つのみ。(ここから1週間後に納車可能となりました。)

また自宅まで納車してもらう場合は、高速代を考慮して1万円ほど追加料金がかかるとのことでした。これは結果的に、旦那がゴトゴト電車に揺られて車の受け取りに行き、追加料金を節約しましたとさ(笑)。

キャンピングカーのある日常

もう、最高です。

この一言しか出てきません。

納車された時期はコロナ要因で県外往来の自粛が呼びかけられていたため、近くの浜辺の駐車場で後部座席をベッド展開し、お弁当を広げて食べたり、県内のRVパーク(車中泊施設)でキャンプしたりしました。

2021年秋~初冬にかけてはコロナがほぼ落ち着いていたので、遠出して鳥取砂丘や、福井の恐竜博物館にも行きました。

今では再びコロナ禍となり、いつ安心してホテル宿泊ができるようになるのか分かりません。私たちにとってキャンピングカーは『動く小さな住居』の感覚です。蜜を避けて遠出することができるので、本当に重宝しています。

子供たちは行事が中止または縮小され、大人よりも行動を制限されている状況です。キャンピングカーにより活動範囲を大きく広げることができ、いろんな経験をさせられていると実感しています。

しかしうちはお金持ちではなく一般家庭。元々保有していた普通車とキャンピングカーの2台持ちは、家計的にやはりキツイところがあります。絞るところは絞って保有できる年数を伸ばせるように頑張ります(笑)。

長男くんが日常生活に大きく影響する慢性疾患を発症し、本人が一番ですが他の家族も大きく落ち込みました。

社会福祉により高校生までは医療費がほとんどかからずにケアできるため本当に感謝していますが、長男くんの病気は今のところ一生涯ケアが必要です。高校を卒業し補助が外れると、医療費の負担がとても大きくなってしまいます。

私は長女ちゃんが幼稚園に入園したタイミングで仕事を始める予定でいましたが、その手前で長男くんが病気を発症していることが分かりました。先生方の協力のもと幼稚園に再び通うことができ、有難い日々ですが、私はいつでも幼稚園からの電話が取れるような状態にしておかなければなりません。仕事は長男くんが自分である程度ケアができる小学生になるまでは難しいだろうと感じています。

発症当時大きく心配していたことの1つは、「自分が数年働かないことによって、長男くんの将来かかる医療費のための貯金がなかなか貯まらない」ことへの焦りでした。

それなのにどうして大きな買い物をしたの?と思いますよね。

長男くんの病気が分かってから、私たちは「大事な人がいつ事故に遭ったり病気になるか分からない。だからこそ目の前にある一瞬の輝きのために生きなければいけない。」ということを思い知ったのです。

医療費の心配についても、はじめは節約を徹底して貯金しなければと必死でした。

でも、時間はあっという間に過ぎる…。子供たちが大人になった時、私たちが残すものはお金だけでいいのか?という考えも生まれました。

どんな人でも限られた生命と時間。いろんな経験をさせてあげたいな。たくさんの思い出を作りたいなと思い、キャンピングカーを購入することにしたのです。

納車されたグランドハイエースに乗り込み、歓喜する長男くん&長女ちゃんを見て込み上げるものがありましたね。

家族が病気になったことはとても悲しい。でもそれと引き換えに気づいたこと、得たことは確かにありました。決して幸せが消えるわけではありません。これからつくっていくこともできるでしょう。

この経験からどうしようもなく打たれ弱い自分も、少しだけ、強くなれたような気がします。

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まとめ

元々キャンピングカーに対して憧れはありましたが、長男くんの慢性疾患発症をきっかけに、自分たちが購入できるキャンピングカーを探し始めました。

西日本最大級の、中古キャンピングカーの販売店へ足を運びましたが、自分たちの理想や条件に合う車がなかなか見つからず、お値段も高額で手が出ませんでした…。

諦めかけましたが、いくつかの条件を絞り(特に車高の制限をなくした)ネットで再検索をかけた結果、運命のキャンピングカーに出会うことができました!

コロナ禍でも蜜を避けて行動できることに一番の利益を感じています。