長女ちゃんが2歳に!
長女ちゃんが2歳を迎えた日は、肺炎で入院していた時の記憶が思い出されて、とても感慨深かったです…。
その時の記事はこちらです。
離乳食後期からいっぱいご飯を食べてくれたので、身長と体重は成長曲線のかなり上の方になりました!そのおかげか、滅多に風邪を引かなくなり…。
また入院するのではないかと心配していたけれど…。良かったね、大きくなったね!
これからも肺炎にならないと決まったわけではありませんが、これまで元気に成長してくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
そこでふと、2歳児の発達の目安はどんな感じなのかな?と気になったのです。長女ちゃんは第1子である長男くんの動作をよく見て真似しているため、生活面はできている方ではないか、と思っていました。1歳半頃から私が布団を広げていると手伝ってくれて、「さすが女の子!よく気がつくねぇ。」と感心していました。
話せる言葉が少ない?
長女ちゃんは、言葉の出は早い方ではありませんでした。1歳半検診の時点で言える単語は10個未満。
【長女ちゃん1歳半】発語
- お母さん
- お父さん
- あった
- いたい
- はいどうぞ
- よいしょ
- わんわん
自治体の1歳半検診のアンケートには『単語は3つ以上話しますか?』と書かれており、「3つは話せてるな~。OKOK~。」と気軽に構えていました。「ママ」より難易度の高い「お母さん」がはっきり言えるし、と。
ただ気になっていたのは、長女ちゃんは「あれが欲しい!」というような要求の指差しはするのですが、絵本を見ながら「りんごはどれ?」等と質問しても、指差しで答えることはほとんどありませんでした。応答の指差しですね。
第2子の成長の目安として、第1子と比較してしまうのはよくあることだと思います。私もやっていました。
長男くんが1歳半検診を受けた時は、保健師さんから「積み木が3段以上積めるか」と「応答の指差しをするか」をチェックされましたが、どちらもスムーズにやっていました。しかし長女ちゃんの検診ではコロナが流行中であるためか、保健師さんとの短い面談のみで終了…。応答の指差しをチェックされず、私は安堵したような不安が残るような、微妙な心境でした。
長女ちゃんが2歳になったことをきっかけに、私は特に気になっていた『2歳 言葉 目安』とネットに打ち込み、検索。
乳児期から6歳までの発達判定法である「デンバー発達判定法」によれば、「意味のある言葉を一語話す」(例:ママ、ブーブ(車)、ワンワン(犬)など)のは生後9ヶ月で25%、1歳半頃で90%の子供に見られます。さらに「二語文を話す」(例:ママきて、ワンワンかわいい、など)のは1歳7ヶ月で25%、2歳4ヶ月で90%の子供に見られます。
また、厚生労働省による乳幼児身体発育調査では、1歳6~7ヶ月未満の子供たちの94.7%が単語を話しています。
1歳半でもう二語文話す子いるの??
2語文、3語文と増えていくには、語彙(ごい)が増えていくことが大切です。月齢別の語彙の目安は次のとおりです。
12カ月ごろ 2~6語
15カ月ごろ 10語
18カ月ごろ 50語
24カ月ごろ 200~300語
30カ月ごろ 450語
36カ月ごろ 1000語
- お兄ちゃん
- ばあば
- にゃんにゃん
- アンパンマン
- アンパンチ
- いや
- あけて
- やって
- よーいどん
- いないいないばぁ
- かんぱい
- これは?
- パンパン(オムツ)
1歳半~2歳になったばかりの頃は、単語が20前後出ているくらいでしたね。3桁なんてまだまだ!
正直、一般的に男の子より言葉の発達が早いと言われる女の子だし、第2子できょうだいから学ぶ機会も多いから、少し前までは「すぐに話すようになるだろう」と思っていました。
気になりだしてからは、ネットで同じ悩みを持つ人の相談記事を何度も読みましたが、男の子の相談はよく目にするものの、女の子について書かれている記事は少ない…。
私を不安にさせた要因の1つです。
長男くんの言葉の発達はどうだったの?
2歳頃の長男くんも、周りの人から「あんまり話さないね~。」「言葉ゆっくりだね~。」と言われたことがあります。しかし長男くんが2歳になる前の動画を見返したところ、「電車、あった。」「赤ちゃん、抱っこ。」等の二語文が出現していたのです!
今や長男くんは「幼稚園のクラスの男の子の中で1・2を争うほどのおしゃべりさん」だと、先生から聞いています。長女ちゃんがマイペースに成長しているのを見ると、長男くんの場合は、気にするほど言葉の出が遅いわけではなかったのだなと思いました。
いわゆる言葉の爆発期は幼稚園に入園して2ヶ月後くらい、3歳過ぎにやってきました。集団生活で刺激をたくさん受けたのが良かったのでしょう。
現在4歳を過ぎましたが、行事の感想を言ったり、幼稚園で起こったことをだいぶ詳しく話すようになりました。
保育園に長女ちゃんの様子を聞いてみる
長女ちゃんは週2~3回、午前中だけ一時保育に行っていました。異年齢の子供たちが1つの部屋で過ごし、先生方は制作活動や外遊び等、子供たちが楽しみ成長できるようなカリキュラムを考えてくれていました。
家で私と2人きりでいるよりは、確実に多くの刺激を受けることができたと思います。
4月からは長男くんと一緒に幼稚園に通うため、こちらの保育園にお世話になるのはあと数日を残すのみとなっていました。いつものように長女ちゃんを迎えに行くと、副園長先生が対応してくれたので、率直に言葉の発達についてどう思うかを聞いてみました。
するとハッキリ「遅いですね!」と…。
- 紙芝居で犬や猫が出てきても「わんわん」「にゃんにゃん」等言わない。
- 先生とは指差しや「あ!あ!」と叫ぶことでコミュニケーションを取っている。
- 言葉が少ないため、指示をどこまで理解しているのかが分からない。
園生活ではほとんど言葉を発していないようでした。家庭では「わんわん」と「にゃんにゃん」は聞いたことがありますが、毎回は言いません。
でも長女ちゃん、めっちゃ頑張っていたのだなぁと…。おとなしい性格だから年上のお友達に圧倒されて、言葉は普段以上に出なかったのだと思います。
保育園に通い始めた頃はよく泣いていました。少し前まではお馴染みの先生にくっついていたようなのですが、最近はどの先生にも慣れているとのこと!
子供の成長過程をネット検索しては、できないことばかりに注目する自分が情けなくなりました。長女ちゃんはゆっくりかもしれないけれど、日々、確実に成長している。
また、副園長先生からは「気になるのだったら、市の保健師さんに相談してみては?」とも言われました。
私は「まだ2歳になったばかりだし…」と思いつつも、早生まれの長女ちゃんは幼稚園に入園したら、コミュニケーションの面で他の子よりも苦労することが目に見えているため、成長を促す方法をプロに聞くのもアリだな!と考えを改めました。もし療育が必要なのであれば、早く始めた方がいいだろうし!
早速その日のうちに保健師さんとの面談を予約するため、区役所に電話をかけたのでした。通常は混み合っており、数ヶ月後にしか予約が取れない時もあるようなのですが、幸運にも1ヶ月後に予約を取ることができました。コロナ流行中につき、相談控えが起こっていたのだろうと思います。
予約が取れた日は発達検査にも対応できるとのこと。
検査という言葉が出ると、急に緊張する私。長女ちゃんが応答の指差しをしないことや、「リンゴ」「バナナ」等の名詞が増えないことを心配していたので、イラストカードを手に「これは何?」と何度も問いかけたり、絵本を開いて「〇〇はどれ?」と指差しをしないか試したりしていました。
でもそんな付け焼き刃のトレーニングで、すぐにできるようになるはずもなく…。
長女ちゃんはすぐに飽きてしまって、イラストカードを自分が手に持って、「これは?」と私に質問返ししていました(笑)。
2歳1ヶ月…ついに二語文が!?
保健師さんとの面談も「もうすぐだな~。」とカレンダーを見ていた時期。
長女ちゃんから二語文ぽいものが出現するようになりました!
【長女ちゃん2歳1ヶ月】二語文?
- お母さん、あれ
- お母さん、やって
- お母さん、あけて
私への呼び掛けばかりだけど、二語を繋げて言うようになりました!
【長女ちゃん2歳1ヶ月】二語文!
- パンツ、ぱんぱん
- ねんね、いや
- アンパン(アンパンマン)、あった
- お兄ちゃん、かんぱい
単語数がまだまだ少ないので、二語文は早くて2歳半くらいかな?と思っていました。嬉しい!!
でもちょっと気になったのは、2歳前後までは「アンパンマン」と言っていたのに、何故か「アンパン」と退化した…(笑)。略しているの?
この頃は上記のような二語文を2~3日に1回聞くか聞かないかくらいだったため、「もっと言ってくれ~!!」と念じていました。
緊張!保健師さんとの面談
頻度は少ないけれど二語文が出現したことにより、発達への不安が少し和らぎました。
また「保健師さんと面談することによって、不安を助長することにはならないだろうか?」という心配もあったため、キャンセルしようかな…と逃げ出したくなる時がありました。
しかしせっかく直近で取れた予約をキャンセルするのは、やはり勿体ない。覚悟を決めて行ってきました!
長女ちゃんの発達検査?
区役所に到着し受付を済ませると、通路奥の部屋に案内されました。
部屋の中は予想していたよりも広く、前方に面談用の机と椅子が置かれ、その奥はパーテーションで遮られていました。後で知ったのですが、パーテーションの先は子供がおもちゃで遊ぶためのスペースとなっていました。
面談用の机のそばには、その日担当してくれる保健師さんと補助の職員さんが立っていました。
簡単な自己紹介を終え早速、私・長女ちゃん・保健師さんは席につきます。
長女ちゃんが机に置かれた小さなおもちゃで遊んでいる間に、私は保健師さんに長女ちゃんの言葉の出が遅くて心配していることを伝え、携帯にメモしている「話せる言葉のリスト」を見せました。また家事を手伝ってくれたり生活面の発達は著しいこと、口頭による簡単な指示は通ることも伝えました。
保健師さんは携帯のリストや、私が話した内容の一部を紙にメモしていました。そして長女ちゃんの普段の生活やその様子について私に質問し、穏やかに話を聞いてくれました。
話が一段落したところで、保健師さんは型はめパズルを長女ちゃんに差し出し、「できるかな?」と声を掛けました。
その型はめパズルは丸(〇)・三角(△)・四角(□)の3つしか穴がなく、それぞれの型が大きいので難易度は決して高くないものでしたが、長女ちゃんがはめられたのは丸のみ。三角と四角を逆に置いてしまいました。
すると保健師さんはゆっくりとした動作で、「こうしてみるのはどう?」と正しい位置に三角と四角の型を置きました。今度は図形を逆さにして、型はめに再挑戦!長女ちゃんは3つの型を、正しい位置にはめることができました。
長女ちゃんの得意な積み木は問題なくクリア。
次に保健師さんが差し出したのは、いくつかのイラストが描かれた紙。
私はすぐに「応答の指差しが出るかチェックするんだ!」と思いました。家ではあまり反応しなかった長女ちゃん。私は不安でいっぱいでしたが、意外にも長女ちゃんは「魚はどれ?」等の質問に対して、的確に指差しで答えることができました。私が教えたことのない「お茶碗」も覚えていたようで…。保育園で教えてもらったのかな?
型はめパズル
積み木
イラストを使用した応答の指差しチェック
長女ちゃんが遊んでいる間に、FuFuと保健師さんが面談
発達検査?(明確に検査とは言われなかった)が終わった後、保健師さんから「パーテーションの向こうにおもちゃがいっぱいあるよ~。遊んでみる?」とお勧めされました。
しかし長女ちゃんは構えた様子で、自分からはパーテーションの奥に行こうとはしませんでした。補助の職員さんに手を引かれていき、おもちゃが目に入ったところで、一気に進んでいきました。
保健師さんはその様子を見て「見えない空間や初めての場所に行く時は緊張しているみたいですね!」と、これもメモしていました。
補助の職員さんが長女ちゃんに付き添ってくれている間、私と保健師さんは面談を再開。
保健師さんは「お母さん、〇〇ちゃん(長女)は体験して習得するタイプのようですね。」と私に言います。
長女ちゃんが型はめパズルをやった時のことを例に挙げながら、
「直感や感覚を使ってすぐに問題を解決するタイプではないけれど、丁寧に説明してあげたらできる。失敗して学ぶことも多そうですね。」
続けて、
「お母さんはご自宅で、『絵本やイラストカードを使って単語を増やそうとした』とおっしゃっていましたね?〇〇ちゃんはそれに興味がなさそう、とも。〇〇ちゃんはお手伝いをよくしてくれるようなので、その中で言葉掛けをしてあげた方が、単語を増やせそうな気がします。例えば布団を敷きながら『布団、敷く』とゆっくり言ってあげるんです。」
「イラストカードで問題を出すとかは、そこまで意気込んでやらなくてもいいと思います。本読みは触れ合いの1つとして、すごく良い習慣ですね。」
今日は本当にありがとうございます!
早めに面談して良かった!
面談する前は「ガチガチの発達検査をされてダメ出しばかり食らったらどうしよう!」と恐れていましたが…。
実際は和やかな雰囲気の中で悩みを相談でき、言葉の発達を促すためのアドバイスをもらうことができました!しかも保健師さんが長女ちゃんの性格や特性を理解したうえで行ってくれたので、的確なアドバイスであったと私は感じています。
私が見れていなかった長女ちゃんの一面を、発見することができた貴重な日でもありました。
まとめ
- 私:「外に行こう」 ⇒ 長女ちゃん:玄関に通じる扉を叩く。
- 私:「スイッチパチンして」 ⇒ 長女ちゃん:おもちゃのスイッチを探してオンにする。
- 私:「お兄ちゃん寝てる?」 ⇒ 長女ちゃん:寝ている兄を起こそうと体を揺らす。
- 私:「手をジャーして」 ⇒ 長女ちゃん:自分で脚立を準備。石鹸を使用して手を洗う。
私がジェスチャーを使わず言葉を掛けるだけで、長女ちゃんはこれらの行動が取れていたからです。
言葉の出が遅いだけではなく、言葉を理解していないように感じられた場合は、私は早期に保健師さんとの面談を予約していたと思います。
現在、長女ちゃんは2歳3ヶ月を過ぎました。
二語文が増え言葉の理解力もアップしましたが、まだ言葉の爆発期を迎えておらず、基本は単語(一語)でコミュニケーションを取ります。幼稚園では眠かったり機嫌が悪いと切り替えができなくなるようです。少しずつ慣れてくれたらいいな。
言葉の成長はやはりゆっくりですが、2歳半を目安として、言葉掛けをしつつ見守りたいと思います。